北園麻美那 個展「言の葉の行方」10/2~7

北園麻美那 氏の個展が、2018年10月2日~7日にかけて開催されます。場所は新宿区大京町の アートコンプレックスセンター です。
▼展示CM(動画・音楽 北園麻美那)
作家コメント
世の中は様々な言葉で溢れかえっている。
心地よい言葉だったり、ハッキリとした言葉だったり
その中で発せられることもできないまま、飲み込んでしまった言葉もある。自分の気持ちを表す言葉がうまく発せられない。
その気持ちが間違って人に伝わるのではないか。
あるいはその人にとって気分の悪くなる言葉を発してしまうのではないか。
理由は様々だ。あるいは発してしまっても、うまく伝わらない。
もしくは、上手く伝わってないんじゃないかという不安のため
次々と言葉を発し続け、そのうち自分でもわからなくなってしまう…。
中にはヤケになって、暴力的な言葉にすがりついてしまう人もいるだろう。
言葉というものは難しい。この10年くらいかけて
SNSの発達などによってコミュニケーションの幅が広がったが
衝動的な言葉を発する敷居も低くなった気がする。
その光景を見て、言葉を飲む人も増えたのではないか。どちらにせよ、その中で生まれる閉塞感。
私たちの言葉の行方はどこなのか。そのようなことを考えながら
発せられない言葉から生まれる衝動などを形にして
グズグスになりながらも、そこから新しいものが生まれる希望もある。そんなことを伝えようとしています。
北園麻美那(キタゾノマミナ)
1987年生まれ。2011年に多摩美術大学を卒業。2010年ごろから展示活動を行っており、2012年からコンスタントに個展を開催しています。
「メル類」というオリジナル生物を鉛筆やアクリルを用いて描いています。メルとは溶けるという「melt(ing)」を意味しており、自由自在に姿を変える様子に、自身の形を出来ない感情や精神が表現されています。
画像出典:作家Official Web
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言の葉の行方
イベント詳細:アートコンプレックスセンター
期間:2018年10月2日(火)~10月7日(日)
開催時間:11:00~20:00 ※最終日 ~18:00まで
会場:アートコンプレックスセンター
所在地:東京都新宿区大京町12-9 ※信濃町駅