折原一コレクション「メメント・モリ ~ 死の部屋、そして黙の部屋~」10/3~21

ミステリー作家 折原一 氏のコレクション展「メメント・モリ ~ 死の部屋、そして黙の部屋~」が、2018年10月3日~21日にかけて開催されます。
池田満寿夫、イヂチアキコ、川上勉、山本タカト、森馨 などのアーティストによる作品が並び、美しくも退廃的な香りを放つ、生命の空虚さを感じさせる展示となっています。
展示室Bでは、70年代に独特のタッチで死を連想させる世界を描き、80年代に世を去った 石田黙 氏の作品が展示されます。
銀座4丁目、今はなき文春画廊の地下1階にひときわダークな空間が広がっていた。私はそこで石田黙展(2007年)と骸骨絵展(2011年)の2つのコレクション展を開き、一部の熱狂的な愛好家に支持していただいた。
石田黙は1970年代の数年間、死の世界を思わせる黒と白の幻想的な絵をひたすら描き、80年代の初め、静かにこの世を去っていった。世間的にはほとんど無名だが、確かな画力を持ち、その静謐な世界に魅力を感じる人は多い。一方の骸骨絵展は、収集のきっかけとなったビュッフェの作品から始まり、三浦明範の祭壇画、古吉弘のヴァニタス画、アメリカの死刑囚ジョン・ウェイン・ゲイシーのピエロ画に至るまで、広い意味で死を暗示する展示会だった。
その最後の展示から7年がたち、2つのコレクション展をもう一度見たいという要望が出てきた。そこで、このたび、同じ銀座のヴァニラ画廊にて2つの展示会を合体させ、新たに加わったコレクションを加えて、よりダークな展示会を開くことになった。地下2階の薄暗い空間に広がる「生と死の境目」に身をおいて、生のはかなさ、虚しさを体感してほしい。引用:ヴァニラ画廊
出展作家
出品作家 展示室A:ヴァニタス
浅野信二/浅原聡/飛鳥部勝則/池田満寿夫/イヂチアキコ/因幡都頼/宇野阿喜良/大川心平/大里俊吾/大島哲以/岡本東子/小田隆/小山田二郎/加藤清美/ 加藤寛史/鎌谷徹太郎/亀井徹/柄澤齊/川上勉/北野武/北見隆/J・W・ゲイシー/合田佐和子/三枝久人/篠田教夫/嶋根幸延/白藤さえ子/菅原優/平良志季/髙橋美貴/髙橋良/
財田翔悟/建石修志/田中武/田中正弘/谷神健二/玉川麻衣/中嶋清八/成田朱希/春口光義/ビュッフェ/フジイフランソワ/藤野級井/古吉弘/星山耕太郎/前田正憲/松永瑠利子/丸岡和吾/三浦明範/水口理恵子/三輪修/目黒礼子/森馨/山科理絵/山髙徹/山本タカト/ヨシダシオリ
出品作家 展示室B:黙の部屋
石田黙
折原一コレクション「メメント・モリ ~ 死の部屋、そして黙の部屋~」
イベント詳細:ヴァニラ画廊
期間:2018年10月3日(水)~10月21日(日)
入場料:1,000円(パンフレット付き、展示室AB共通)
▼開催時間
平日12:00~19:00 土日祝12:00~17:00
休日:無休
会場:ヴァニラ画廊
所在地:東京都中央区銀座八丁目10番7号東成ビル地下2F ※新橋駅