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展示レポート

Sasaki Hiroki (佐々木浩樹) 個展 | on canvas and・・・

展示作品

一見すると新品のキャンバスがそのまま並べられているよう。
ギャラリーの入り口で思わず足を止めた僕は、
吸い込まれるように作品の前に立たずにはいられませんでした。

真っ白のように見えるキャンバスも、実は何層にも渡って色が塗られています。
お話を伺ったところ、この作品は青と白を塗り重ねて作られたそうです。
キャンバスと向き合い感情を殺し、ニュートラルな気持ちのありようをそのままキャンバスに表現しているそうです。

海がにじみ出たような、静寂を感じる作品。
感情の波が静まり平穏が訪れた時、
心の中はこのような情景が広がっているのかもしれません。

朽ちた金属のような色合いを見せる作品。
中央に向かうグラデーション、かき傷のような線、打痕。
情熱の炎のように迫る一方、乾きかけた血潮のようにも見えます。

鑑賞後記

2017年8月から開催された Sasaki Hiroki (佐々木浩樹)氏の個展です。この日、色の付いた作品は2点展示されていました。色付きの作品と白を主体とした作品、普段は2種類を並行して制作しているそうです。

展示名が示す通り、キャンバスの上に表現されるのは、言葉にできない素のままの心情。作品と気持ちの距離を極限まで縮めた結果、生み出された作品なのかもしれません。

白い作品の下にも、何層にも渡って色が塗られている。そう聞いた私は、揺らぐ気持ちをキャンバスに乗せながら、作品が完成するまでの過程を見てみたいと強く思いました。

展示情報

展示名:on canvas and・・・
作家:Hiroki Sasaki(佐々木浩樹)
期間:2017年8月31日(木)から9月5日(火)まで

展示場所:Gallery銀座一丁目
最寄り駅:銀座一丁目
所在地:〒104-0061 中央区銀座1-9-8 奥野ビル4F